BLUE GIANT
正直、Jazzのことはあまり分かりませんが
ライヴシーン、本当にカッコよかったです。
夢を追いかけた若者たちの絆と成長の物語
音楽に目覚めた仙台の青春
宮本大(ミヤモト ダイ)の情熱的な青春が本当にかっこいい!
彼は仙台の高校生で、テナーサックスに出会ってからというもの、雨の日も風の日も河原で練習し続ける姿にグッときました。汗と音色にあふれたそのビートは、見ているこちらまで心を揺さぶります。
大は「オレは世界一のジャズプレーヤーになる!」と宣言して、高校卒業を機に夢を追い上京。一人で東京に飛び込む勇気と、情熱を絶やさない真っ直ぐな姿勢に思わず応援したくなります。
東京での運命的な出会いとバンド結成
東京に来た大は高校の同級生・玉田俊二(タマダ シュンジ)の下宿に居候。
最初はタマダも「何で来たんだよ?」と戸惑いますが、大のひたむきなサックス練習とお手伝いする姿勢に心を動かされ、次第に二人の絆が強まります。
ある日、大はライブハウス「Take Two」を訪れ、そこで凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(ユキノリ)と運命の出会いを果たします。ユキノリは最初こそ傲慢に振る舞いますが、大の心を込めた演奏に衝撃を受け、一緒にバンドをやろうと提案する展開はもう胸熱でした!
さらに大の熱意に触発され、タマダはドラムに挑戦。素人ながらレッスンに通い、電子ドラムを購入して猛練習する姿に思わず応援したくなります。
こうして大、ユキノリ、タマダの3人でバンド「JASS(ジャス)」が誕生!
音楽でつながる三人の友情と情熱がにじみ出る瞬間にワクワクが止まりません。
初ライブの挑戦と仲間との絆
バンドはJazz Nightで初ライブに挑戦します。
ビラ配りで客を集めたものの、実際に来てくれたのはたった一人…という過酷な状況でしたが、大とユキノリは全力で演奏!緊張で途中で138回もミスしたタマダにユキノリは優しく「上出来だよ」と声をかけ、3人の絆がぐっと深まるシーンに感動しました。
大は「タマダが笑ってくれたからいいんだ」と超ポジティブに返し、
ユキノリから「一回死ねよ…」と突っ込まれる場面には思わず笑ってしまいました。
タマダも自分の意思でやっていることに気づき、元気を取り戻すところは青春ドラマそのもの!
あったかい気持ちに包まれながら、次のステップを目指す3人の姿に僕も勇気をもらいました。
夢に向かって 挫折と成長
目標のSO BLUE出演に向けて、JASSはまた新たな挑戦を続けます。
しかし憧れのジャズの権威である平さんにライブ後に「鼻につく」「もっと音楽に真摯になれ」と厳しく言われたユキノリは、自分の未熟さに打ちひしがれてしまいます。思わず目を覆いたくなるようなその崩れる姿に、僕も胸が締めつけられました。
一方タマダには、往年のジャズファンから「君の成長を楽しみに来たんだ」という言葉が届き、目に涙を浮かべながら嬉しさを噛みしめるシーンも。どんなにくじけても仲間を信じて音楽を続ける3人の姿に、「青春ってなんて熱いんだ!」と胸が熱くなりました!
熱狂のフィナーレ 音楽が生んだ奇跡
そしていよいよ迎えたSO BLUE当日、ユキノリに思いもよらないアクシデントが。
交通事故で右腕を骨折してしまい、絶望的な状況に陥ります。
残された大とタマダは二人だけのステージで必死に演奏!観客は減ったものの、二人の想いはステージに響き渡り、平さんも涙を流して「意味のあるライブだった」と言わしめました。
そしてその直後、大が驚く中、ギプスで固定されたユキノリが母に支えられてステージへ!右腕を失っても左手でピアノソロを奏でる姿に、思わず涙腺崩壊。音楽の奇跡と青春の熱量が融合したフィナーレ、最高すぎました!
青春と音楽が紡ぐラストメッセージ
『BLUE GIANT』を観て僕は、胸が熱くなるような感動を味わいました。
友人との絆、音楽への情熱、そして夢を追いかける若者たちの姿――どの要素も心に響き、涙が止まりません!特にジャズ演奏のシーンは心臓がバクバクするほどかっこよく、映画を観たあともしばらく余韻に浸っていました。
こんなにもパワフルな青春と音楽の物語は滅多に出会えません。
ぜひ多くの人に見てほしい、心が震える名作です!